経済シミュレーションの現地調査は一丁目一番地
現地調査は、重要です。お見積り、発電シミュレーションもここからがスタートです。発電シミュレーションには、地域・正確な屋根面積・方位・勾配が必要です。ネット業者の中には現地調査はせず屋根図面のみでの発電シミュレーションを作成することも多いようです。屋根図面だけでは正確な方位などはわかりません。ましてや障害物となる建物や電柱の有無もわかりません。スタートとなる時点で、間違った情報をもとに設計することになります。屋根面積等も含め実際に現場をみなければ、正確なお見積りは出せません。現地調査は、1丁目1番地です。経費削減のため、机上で済ませていることがトラブルの原因となっています。実際に工事当日まで一回も屋根に上がってないという例もあります。屋根からはみ出しているパネルもたまに見かけますが、現地調査ぬきの一発工事の可能性が高いです。屋根からパネルがはみ出している場合、メーカー保証対象外ですので、お客様からしたら散々です。まずは、現地調査の上で正確な情報をもとに発電シミュレーションを作成しないといけません。スタートの発電シミュレーションが間違っていれば、その後の経済シミュレーションも意味をなしません。
①正確な情報をもとに発電シミュレーションを作成します。
画像はイメージです
中国電力と契約されているご家庭では、自宅の電気使用量を把握するために次の方法が利用できます。主に会員制Webサービス「ぐっとずっと。クラブ」を通して電気料金の詳細を確認でき、スマートメーターの導入により、30分ごとの詳細なデータ閲覧も可能です。最大過去24か月分の使用量及び電気料金をグラフで見ることができます。webより会員になる必要はありますが一番正確に把握する方法です。
中国電力以外の電力会社でも時間帯別使用状況を提供している電力会社もあります。ない場合は、出来れば過去1年分の使用量の明細を揃えてください。。契約料金プランやライフスタイルに合わせて使用状況の推測が必要となります。
電力使用量の単位である「kWh」について説明します。「kWh」は、消費電力量を表す単位のことです。消費電力量(kWh)を求める際は、以下の算式を用いることが一般的です。
消費電力量(kWh)=消費電力(W)×時間(hour)÷1000 例えば800wのエアコンを3時間使用した場合、消費電力は次の通りとなります。800×3h÷1000=2.4kWh なお、電気料金は、このkWhに電力量料金単価(1kWhに対する料金単価)をかけることで、算出します。
経済産業省省エネポータルサイトより出典
上記は、経済産業省の家庭における家電製品の一日での電力消費割合の平均値です。消費割合の高い順にエアコン、冷蔵庫、照明となっています。各家電製品の消費電力と使用時間帯がわかれば、ある程度使用状況の把握は可能です。
仮に同じ電力使用量だったとしても、昼留守で昼の電力使用量が少ないご家庭と、昼在宅で昼の電力使用量が多いご家庭では、機器の選定は違ってきます。また給湯機がガスなのか電気なのか等、電力使用量や電力使用状況は各ご家庭によってそれぞれです。太陽光発電の発電量も季節によって変わりますし、電力使用量も季節によって変動します。その中でも最も経済効果が高くなるように機器の選定をして経済シミュレーションを作成する必要があります。幸い太陽光発電の電気は余っても捨てるわけではありません。売電価格が下がったといっても電力会社が買ってくれます。当社では、電力使用量より若干多めの発電量のシステムの設計を作成してご提案しています。従来の売電型の太陽光発電の場合は、売電でシステムの導入費を回収するという考え方で屋根に載せられる最大kWを導入されるご家庭が大半でした。自家消費型の太陽光発電は、自宅でどれだけ消費するかが大切なので機器の選定が重要になります。
既に太陽光発電を設置済で後付けで蓄電池を導入する場合の経済シミュレーションについての注意点について説明します。まずは、余剰電力(売電)どれくらいあるかです。モニター及び電力会社の購入電力量の明細で確認し、余剰電力量を把握します。合わせて夕方からの電気使用量を把握します。(家庭での電力使用状況を把握するを参照ください。)余剰電力と電力使用量を考慮して機器を選定する必要があります。余剰電力では、たまらない蓄電池容量を選んでも宝の持ち腐れになってしまいますし、大容量の蓄電池を導入しても、使い切れないのであれば同じことが言えます。
猛暑や寒波などの異常気象が深刻化して、電力使用量も増えているご家庭が多いと思います。電気料金高騰も重なり家計にとってはWパンチです。「電気を使うだけの生活」から「電気をつくり賢く使う生活」を検討してみませんか?太陽光発電・蓄電池システム導入で「電気の見える化」により、電気をつくり、ためて賢く使うことにより、経済的メリットも大きくなります。まずは、経済シミュレーションでご確認ください。
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