太陽光発電・蓄電池の導入件数が増えてきた昨今、お客様と販売会社とのトラブルも増えています。トラブルのほとんどは、相場より高い金額での契約だったことが後で判明したり、導入した太陽光発電・蓄電池の容量が電気の使用量とあっておらず、メリットがないといったものです。

さらに、施工内容でのトラブルも報告されています。本来、太陽光発電・蓄電システムは、節約・エコ商品で適切に導入すれば喜ばれる商品なので、残念でなりません。

本書には、悪質業者の見分け方から始まり太陽光発電・蓄電池導入時の7つのチェックポイントを完全網羅しています。

これを読んで、太陽光発電・蓄電池選びに失敗しない術を身につけていただければ幸いです。

消費者生活センターへの相談増加、相談事例

無料点検に関する相談

太陽光発電システムの点検が義務化されたと言われ点検を勧められた。

太陽光発電の適切な運用・点検は必要ですが訪問でいきなり点検を勧めるのは悪質業者の手口です。訪問での点検すべてお断りすることが無難です

不実告知に関する相談

「売電」で約2万円のローンが払えると言われたので契約したが、多い月でも1万円程度しか売電収入がはいらない。

よくあるトラブルですが、防ぐことはできます。発電シミュレーション、経済シミュレーションで詳しく説明します。

施工に関する相談

太陽光発電システムを取り付けたが、工事がずさんで雨漏りが発生。補償してほしい。

施工工事には、メーカーの施工IDが必要です。適切な工事の場合、雨漏れが発生することはありません。万が一の場合は施工保険で対応が可能です。

雨漏れは、施工技術が未熟か手抜き工事しか考えられません。メンテナンス等も考えれば地元で経験豊富な業者が安心です。

 

長時間勧誘に関する相談

「今なら工事費、設置費無料」と蓄電池の導入を長時間勧誘された。

対策は比較的簡単です。今日だけ特別価格、工事費無料、モニター価格、ととにかく悪質業者は即決を迫ってきます。絶対に即決しない事です。

他にもさまざまな相談が寄せらいるようですが、まず大切なのが複数社で慎重に検討することです。とにかく販売会社が即決を迫ってきた場合は危険です。ほぼ相場より価格は高いことは間違いありません。おいしい話には乗らないことです。

Step1 太陽光発電・蓄電池の相場

太陽光発電・蓄電池システムの適正価格を知ることは大変重要です。なぜなら太陽光発電・蓄電池は、高騰する電気代を払い続けるよりはお得になるという節約商品だからです。価格は、各企業が決めるものなので高いから悪い、安いから良いというものではありませんが、適正価格を知らなければ比較のしようがありません。適正価格を知ったうえで、価格、施工内容、保証内容、アフタメンテナンス等をふまえて総合的な検討が必要です。

経済産業省より引用2024新築平均価格

経済産業省は、2024年度の新築の太陽光発電システムの平均値を1kWあたり28.6万円だったと発表しています。

 

太陽光発電は、ソーラーパネル以外にもパワーコンディショナーや架台などさまざまな設備の組合せから構成されています。経済産業省のデータでは、金額の内訳はソーラーパネルが約47%、パワーコンディショナー約17%、架台約9%、工事費が約29%となっています。

上記の割合を一つの目安として見積もり書等を比較すると良いと思います。架台は、標準架台であればkWh2.8円ぐらいですが、特注架台等を使えば金額は高くなってしまいます。工事費も屋根部材、設置面数などにより変動します。

経済産業省の平均は高額金額も含まれるため、平均的な相場価格は25万~と言えます。

 

蓄電池の適正価格ですが、システムの容量(kwh)や停電時に電気の使える場所(特定負荷・一部屋のみ)(全負荷・全部)やパワーコンディショナーの種類等が違うために一概にはいえません。

国のDR補助金や地方自治体の補助金を受けるには、上限価格が決められています。ほとんどが、1kWhあたり155,000以下となっています。この価格は蓄電池本体と工事費の価格で、特定負荷分電盤や全負荷分電盤、ハイブリッドパワーコンディショナーなどの部材は含みません。部材等を含めると1kWhあたり17万~22万円ぐらいとなります。これは補助金を受けれる価格なので安い方といえます。この価格を目安にすれば間違いないといえます。

 

 

上記は、経済産業省発表の平均値ですが、販売会社によって価格もまちまちです。悪質な訪問販売などでは、太陽光発電システムで1kWhあたり40万以上、蓄電池で1kWhあたり30万以上の価格も珍しくありません。太陽光発電と蓄電池のセットで相場より100万円以上高いこともあります。このような会社は、工事会社というよりも販売に力を入れている販売会社になるので、求人費用や人件費などが莫大になるためおのずと販売価格は、割高になります。その価格で導入するとなると費用対効果はよくはありません。ので複数社でのお見積りをおススメします。

反対に激安をうたう「一括見積サイト」や「激安ネット集客業者」も注意が必要です。一括見積サイトに登録し、複数社の見積もりをもらい価格の安い販売店のみを選択される方もいます。販売店を探す手間もなく価格を比べるこができます。登録をすると複数社から電話が鳴りっぱなしになることもあります。このような場合、すべての販売店と打ち合わせする時間がとれず電話やメールのみでの対応となることが多いと思います。各販売店は、他社より安い見積りをだすために利益を極限まで削り原価ギリギリの価格を提示します。すべての見積もりがそろい、目が行くのは価格のみとなりがちです。販売店は、利益がギリギリのうえに一括見積サイト側に手数料を支払うわけです。利益なしでの、適正な施工、アフターメンテナンスは望み薄かもしれません。「激安ネット集客業者」は、工事は丸投げの場合がほとんどで、工事に立ち会う事もしません。当然アフタメンテナンスも丸投げです。工事業者というよりもネットの集客業者です。太陽光発電・蓄電池はコンセントを入れれば使える家電製品ではなく、設備工事が必要な住宅設備機器です。適切な施工やメンテナンスが必要です。価格は、大切ですが施工内容、保証内容、メンテナンス等、総合的な判断が必要です。

Step2 太陽光発電・蓄電池基礎知識 

①電気をつくる(太陽電池モジュール・パネル)

太陽光エネルギーを電気エネルギー(直流電力)に変換します。

②電気を集める(接続箱)

太陽モジュールで発電した電気を集め、パワーコンディショナーに送ります。

③電気を変換する(パワーコンディションー)

太陽モジュールで発電した直流電力を家庭で使う電気(交流電力)に変換します。

④電気を送る(分電盤)

変換された電気は、分電盤から家庭内の電化製品に送られます。

⑤電気を測る

家庭内で電気を使い、余れば売電メーターで計測します。

太陽モジュールは、太陽電池をたくさんつなげたもので、一番小さな単位を「セル」といい、その「セル」を板状につなげたものを「モジュール」と呼びます。

太陽モジュールの発電性能を表す指標として、一般的に使われているのが「モジュール変換率」です。変換効率が高ければ高いほど高性能と言えます。1平方メートルあたり太陽エネルギーを、どれだけ電力エネルギーに変換できるかが、効率の指標です。

太陽光があたると、光のエネルギーを吸収して電子が動きだし、P型シリコン半導体はプラスになりN型シリコン半導体はマイナスになります。つまり乾電池と同じ状態になり、電線でつなげれば電気が流れます。

何枚かの太陽電池モジュールの電気をまとめてケーブル(電線)で接続箱に送ります。

例えば15枚のモジュールを屋根に設置した場合

・5枚のグループを3つつくる・・・3回路   ・7枚と8枚のグループを2つつくる・・・2回路 と分けることを回路分け・系統分けと言います。*設置方位・勾配が違う場合同じ回路にすることはできません。回路ごとに接続箱につなぎパワーコンディショナーに送ります。7枚と8枚のように枚数が違うと、回路の電圧を同じにするために昇圧回路付き接続箱が必要になります。

 

パワーコンディショナーは、家庭で使う交流電力に変換し分電盤に送ります。今では、接続箱・昇圧器を内蔵したものが多くなっています。色々な回路に対応可能なのでマルチパワーコンディショナーと呼ばれています。以前は室内設置が主流でしたが、今では屋外設置が主流になっています。(塩害地域を除く)

直流電力をどれぐらい交流電力に変換できるかを、電力変換率と言います。電力変換率96.5%以上のものが多くなっています。変換ロスは熱に変わりますので、パワーコンディショナーの上に物など置かないよう注意が必要です。パワーコンディショナーから分電盤に電気を送り、分電盤から家庭の電化製品を使います。使いきれず余った電気は自動的に売電となります。

水が圧力が高い方から、圧力の低い方へ流れる原理と同じで住宅側電圧を高めに設定するため、電柱側に電気が流れるようになります。したがって操作は不要です。売電は、メーターで計測され、売電量(kWh)に応じて電力会社より売電料金が振り込まれます。あらかじめ電力会社に申請して、電力会社の電柱の電線に接続します。このことを系統連係と呼びます。電力会社の許可がおりなければ、勝手に接続することはできません。住宅側の電圧設定値も電力会社に指示されます。その指示に従い設定します。

発電がスタートすれば、専用モニターで発電量と自家消費量を見ることができます。設置前は電気を使うだけでしたが、設置後は電気の見える化でエコライフもたのしめます。天気は、常に変化しているので発電量も変化します。

5kWのシステムなら5kW快晴なら発電するんですねって聞かれますが、最大でも太陽電池容量の70%から80%となります。

・温度損失 パネルの表面温度が上がれば損失が多くなります。夏はパネルが高温になり損失が多くなります。・パワコン損失 変換時に損失が発生します。・配線損失 電気の特性で損失が発生します。・汚れの損失 受光面の汚れの損失が発生します。5kWのシステムで・・・70%だとすると3.5kWです。快晴が1時間続けば3.5kWhの電気がつれる計算になります。季節にもよりますが、1日快晴で5kWのステムで25kWhぐらいです。広島で一番発電量多い季節は春です。夏はパネル表面温が高く温度損失が多くなるため、春の方が発電量が多くなります。曇りや雨でも発電量は0にはなりません。夜が明ければ少なからず発電します。パネルの上に雪が積もった状態だと発電量は0になります。同じ地域でも、屋根方位・勾配等により発電量は違ってきます。正確な情報をもとに発電シミュレーションをする必要があります。

蓄電池

2019年11月より、太陽光発電の固定価格買取制度(FIT)の終了により、売電単価の下がるご家庭では太陽光発電の有効利用のため、蓄電池の導入を検討される方も増えています。また、現在では売電単価も15円/kWh(2025)。売電より自家消費のほうがお得なため太陽光発電と一緒に蓄電池を導入する方も増えています。蓄電池の選び方について説明します。

蓄電池容量はどれぐらいが適切か?

た蓄電池容量は、停電時の必要最低限な容量(1kW)から最大容量(16.4kW)まで幅広いラインナップがあります。蓄電池には蓄電容量と蓄電池実効容量があります。蓄電池実効容量とは、蓄電池の蓄電残量がゼロにならないように設定された安全容量のことで、実際に使用できる電気の容量を指します。蓄電池容量の80%~90%が、蓄電池実効容量となります。

蓄電池容量は、ご家庭での電力使用量や使用状況、太陽光発電の発電量を考慮して選ぶ必要があります。いくら沢山、電気をためておいたとしても使わなければ無駄になってしまいます。またいくら大容量の蓄電池を導入したとしても太陽光発電の容量が小さかったり、自家消費量が多ければためきらる程の電気がつくれません。適切な機器選びが重要です。平均的使用量のご家庭では、10kW前後の容量のものが多く導入されています。

特定負荷か全負荷か

停電時にあらかじめ特定した1箇所だけで電気が使える特定負荷タイプと、ほぼ家全体で電気の使える全負荷タイプがあります。全負荷タイプは、家全体で電気の使えますが、一度に使ってしまえばすぐになくなってしまうので小容量の蓄電池には向きません。一部屋だけしか使えない特定負荷タイプですが、停電時に電気が使えるので充分役に立ちます。特定負荷タイプは長時間使えるメリットがあります。全負荷タイプのほうが価格は高くなります。停電時にどのように使いたいかで選ぶと良いでしょう。

パワーコンディショナーも交換するか

太陽光発電システムに後付けで蓄電池を導入する場合は、太陽光発電のパワーコンディショナーで交流に変換した電力を、蓄電池のパワーコンディショナーで直流に変換して蓄電池にためるため変換ロスが発生していました。太陽光発電と蓄電池にそれぞれパワーコンディショナーが必要でした。ハイブリッドパワーコンディショナーの登場で、すべてを一台でコントロールできるようになりました。変換ロスも少なく機器コストも低減できます。太陽光発電導入済みで、後付けの場合もハイブリッドパワーコンディショナーに交換しての導入がおすすめです。

最後に蓄電池の期待対応年数ですが、サイクル数で計算できます。サイクルとは、100%充電して100%放電までを1回と数えたもです。1日1サイクルの使用と仮定擦ると6000サイクルの製品だと約16年に相当します。今では12000サイクルの製品もありますので理論上約32年になります。ただし、これはあくまで目安であり、実際の寿命は使用状況や製品よって異なります。

 

Step3  今なぜ自家消費型太陽光発電なのか

 

 

売電型太陽光発電→自家消費型太陽光発電

太陽光発電の導入費用は2022年まで下がり続け、2023年から少し値上がりしています。が2015年と比べればかなり安くなっています。さらに、2015年導入の太陽光発電発電は売電で収入を得る売電型でしたが、現在は、自家消費型太陽光発電となっています。発電した電気を売るのではなく、できるだけ自宅で消費するという考え方です。さらに蓄電池とセットにすることで、電気の自給自足も可能となりました。

2025年 売電単価 15円/kWh     電気購入単価 平均約36円/kWh (中国電力)

2015年売電単価33円/kWhに対し、現在の電気料金(中国電力)は、料金プランにもよりますが、スマートコースで約32円/kWhから約41円/kWhで、平均でも36円/kWhで2015年度の売電価格を上回っているので、自家消費すればメリットは大きくなると言えます。

売電型太陽光発電から自家消費型太陽光発電へ

今後2030年に向けて、住宅用太陽光発電システムの設置数が増えると言われています。「ポストFIT市場」において、これまでと異なる太陽光エネルギーの拡大が見込まれいます。例えば、売電より蓄電をメインとする場合、蓄電池と組み合わせることで、発電した電気を有効活用できます。さらに、太陽光発電で発電した電力で直接お湯を沸かせるエコキュートなども登場しています。多種多様なスマート化商品により、選択肢もひろがります。

新築住宅ではゼロエネルギーハウスが主流に

今後、「ZEH(ゼッチ)」の増加が見込まれています。ZEHとは、太陽光発電システムの導入や断熱性能の向上により、消費電力よりも自家発電するエネルギー量を増やすことを目指す住宅のことです。国は、2030年には新築の50%をZEHとすることを目標に補助金を出して支援しています。東京都でも、新築住宅への太陽光発電設置の義務化をスタートしています。これからが、自家消費型太陽光発電の本格的な普及期になると言えます。

Step4  現地調査の重要性

現地調査は、発電シミュレーションの1丁目1番地

現地調査は、重要です。お見積り、発電シミュレーションもここからがスタートです。発電シミュレーションには、地域・正確な屋根面積・方位・勾配が必要です。悪質業者などは発電シミュレーションもつくらず口頭のみの説明ということもある様ですが論外です。ネット業者の中には現地調査はせず屋根図面のみでの発電シミュレーションを作成することも多いようです。屋根図面だけでは正確な方位などはわかりません。ましてや障害物となる建物や電柱の有無もわかりません。スタートとなる時点で、間違った情報をもとに設計することになります。屋根面積等も含め実際に現場をみなければ、正確なお見積りは出せません。現地調査は、1丁目1番地です。経費削減のため、机上で済ませていることがトラブルの原因となっています。実際に工事当日まで一回も屋根に上がってないという例もあります。屋根からはみ出しているパネルもたまに見かけますが、現地調査ぬきの一発工事の可能性が高いです。屋根からパネルがはみ出している場合、メーカー保証対象外ですので、お客様したら散々です。消費者生活センターのトラブルの中で、売電量のトラブルがありましたが、まずは現地調査のうえ正確な情報をもとに発電シミュレーションを作成してもらうことです。その発電シミュレーションをもとに経済シミュレーションを作成します。

経済シミュレーションは、電力使用量やライフスタイルの違いによる電力使用割合も考慮して作成する必要があります。仮に月400kWh発電する太陽光発電を設置したとしても、昼間在宅で250KWh使用するご家庭と昼間留守で100KWhしか使用しないご家庭では余剰電力も変わります。その自家消費量もまったく考慮せずず、一律の自家消費割合で算出した経済シミュレーションでの提案もよくあることです。太陽光発電と蓄電池の容量が電力使用量とあってなければ、充分なメリットは得られません。太陽光発電、蓄電池の容量の選定は、導入が成功か失敗の分かれ道です。次の章で説明します。

Step5  システムの選定

売電型太陽光発電の場合は、売電収入で導入費用を回収するという考え方だったので屋根面積に合わせて搭載できるだけ搭載することが主流でした。売電価格が下がった現在、自家消費型太陽光発電ではシステムの選定が重要となります。上記の失敗例について説明します。Aの場合、電力使用量600kWhに対し昼間の自家消費250kWhです。太陽光発電の余剰電力が150kWh、1日平均すると3kWhとなります。蓄電池容量が12kWhあったとしても、蓄電池にためる電気が全然足りないので宝の持ち腐れになってしまいます。Bの場合、電力使用量300kWhに対して太陽光発電の発電量600kWhなので、蓄電池に電気が充分たまっていても使いきれません。のでオーバースペックです。蓄電池の後付けなどでもよく見かけますが、大容量の太陽光発電に小容量の蓄電池、非常用電源としては役にたつかもしれませんが、経済効果は多くは望めません。売り手側の論理で、どの機器が最適かよりもどの機器が売りやすいかで選ばれいるように感じます。太陽光発電は、天気が相手なので、発電が一定しないことがデメリットです。季節によっても違いがあります。1年間の電力使用量をもとに、電力使用量より若干多く発電可能なシステムがベストと言えます。

当社で経済シミュレーションを作成する場合、できれば1年間の検針票を提出頂き電力使用量だけではなくライフスタイルなどから時間帯の使用電力量も推測します。その使用割合応じて最適機器を選定することで、経済効果を最大化するとが可能です。

太陽光発電・蓄電池システムは、各ご家庭に合わせて設計するオーダーメイド機器です。実績豊富な専門店に相談ください。

 

 

Step6 工事会社の見分け方

w太陽光発電・蓄電池の販売は、訪問販売会社、家電量販店、リフォーム会社、ネット販売、さまざまなところせ販売されていますが、工事は下請けがほとんどです。下請けがすべて悪いわけではありませんが、販売と工事が分離することでのトラブルも多くなるのも事実です。

太陽光発電は施工には、メーカーの施工IDが必要です。IDを取得するにはメーカーでの研修が必要です。今ではIDを取得せずに工事する業者はほぼいないと思います。やはりIDよりも大切なのが技術力です。屋根部材、屋根形状も様々なのでやはり経験数は必要です。施工実績数も参考にするための一つです。消費生活センターには「雨漏れ」のトラブルも報告されていますが、工事技術が未熟か手抜き工事しか考えられません。

本来、メーカーの施工工程に従い適切な工事をすれば「雨漏れ」の可能性はほぼゼロです。販売会社が下請けの工事費を「たたく」(相場以下の価格を提示)と必要部材を削減したり、手抜き工事になったりと歪が工事不良となって現れる可能性が高くなります。あまりにも相場より安い激安価格はさけた方が無難かもしれません。また経費削減のため現地調査を行なわない業者などは論外です。

下請け業者の選別の判断は付きにくいので、自社で工事を行える会社を選ぶことです。専門性を生かし優れたコストパフォーマンスも実現できます。一方、工事を下請けへ外注の場合、トラブルが発生しやすく、その際の責任の所在が不明確になるリスクもあります。

以上の点を考慮し、自社で一連の工程を管理できる会社を優先することが望ましいといえます。

Step7 保証、メンテナンス

太陽光発電、蓄電池システムは、永く使う機器ですので、保証内容やアフタメンテナンスも大切です。

太陽光発電の場合、製品保証、パネルの出力保障、自然災害補償があります。蓄電池の場合、製品保証、自然災害補償があります。各メーカーで保証年数に違いがありますので、確認が必要です。製品保証とは別に工事会社が加入する工事保険があります。万が一のため工事保険加入の確認も必要です。

アフタメンテナンスも当然必要です。ネット販売等で、営業所が県外の場合、メンテナンスは下請け工事会社に丸投げの場合が多いため満足なメンテナンスは望めません。地域密着の業者がやはり安心です。

 

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。まずは、消費者生活センターでの相談事例のような悪質業者は、すべてお断りすべきです。次は失敗しない7つのチェックポイントをチェックしてください。価格が適正価格か?太陽光発電・蓄電池の基礎知識も最低限は必要です。なぜ今自家消費型太陽光発電なのかも理解頂いたと思います。。価格は気になりますが、現地調査・機器選定・施工の方が長く使うことを考えれば重要かもしれません。すべてチェックできれば太陽光発電・蓄電池の導入は成功です。